梅津晃大（うめづこうだい）投手は、「東洋大学の150キロドラフト候補トリオ」の一人（あとの二人は上茶谷大河投手と甲斐野央投手）。

長身から繰り出すMAX153kmのストレートの他、キレのある変化球も使いこなす好投手です。

今回は梅津晃大投手のドラフト評価や予想、出身高校や球速・球種、甲子園未経験ということについてまとめたいと思います！

梅津晃大投手のダイナミックかつなめらかで、見ている方も気持ちのイイ投球動画もご覧ください！

梅津晃大のドラフト評価やスゴいところは？

まさしく微笑みの貴公子✨
郡司裕也さま(仙台育英)とモデルのように素敵な梅津晃大さま(仙台育英)
こんなビッグなお二人の写真が
撮れるなんて夢のようだ😆
本当にみぃ。さんのおかげです。
ありがとうございました！ pic.twitter.com/xiIH3yH8Yl

— memo (@ULn4F1FxHDRX9cI) 2018年3月29日

梅津晃大投手は大学前半は目立った成績ではなかったにも関わらず、ドラフト評価はいいですね。

プロのスカウト陣は大学の成績だけにとらわれず、潜在能力を高く評価していることが分かります。

この2018年は高校も大学もいい選手がたくさんいますので。ドラフト会議までの方針決めは各球団頭を悩ませるのではないでしょうか。

プロ野球各球団としてもできれば「いい買い物」をしたいと思うでしょうが、もったいつけたりするとせっかくの逸材を他球団に持って行かれてしまいますからね。

梅津晃大投手の各球団のスカウト評を見てみましょう。

広島・苑田スカウト統括部長

「しなりがあり、フォームがなめらか。160キロ台もすぐに出る。大化けするだろうね」

巨人・岡崎スカウト部長

「ドラフト上位候補」

中日・中田宗男アマスカウトディレクター

「今年ナンバーワンかもしれない。体と、柔らかさと、角度がすべて備わっている。将来性もある」
「体形から（エンゼルスの）大谷のようになる可能性もある。（1位指名で）競合必至」

西武・渡辺ＳＤ

「ドラフト上位に入ってくる投手」

全体的に、素材が素晴らしいという評価が多いですね！

巨人・阪神は指名候補選手に梅津晃大投手をリストアップしたとすでに発表しています。

プロに入っても十分やっていけそうな体格と柔軟性、どっしりした下半身、150キロ越えのストレートと変化球。

これだけすごいところがあればドラフトにかからないことはないと思います。実際、大学時代の勝敗だけにとらわれず各球団から高い評価を得ているわけですからね。

後は何巡目の指名になるのか？というところが、今後の梅津晃大投手の運命を左右するわけです。

いい巡り合わせになるよう祈りたいと思います！

梅津晃大プロフィール

東洋大#18梅津晃大、先発キターーーー！！！！ pic.twitter.com/iTKpRFhOcw

— ┌| ∵|┘PH (@PH_phBB) 2018年9月5日

梅津晃大投手は、福島の南大泉小学校2年生の時に軟式野球チーム・南小泉メッツに入り野球を始めました。

家族構成は両親、兄、妹となっていて、野球を始めたのはお父さんかお兄ちゃんの影響かな？と思います。

 

そんな梅津晃大投手の周りからの印象は「いいヤツ」という認識なんだとか。

打たれた投手がいたとしても、その投手のことを冗談でも悪く言わないそうです。

チームのために怒るのも心を痛めたり・・・

そういう人柄のためなのでしょう、仲間から「勝たせたい投手」と言われていて、それだけでもイイ人っていうのが伝わりますね！
そして梅津晃大投手といえば、身長です！

190センチという長身、92キロでしっかりとした体形。

もうそれだけで素晴らしい球を投げそうな雰囲気に満ちています！実際の投球は後で出てくる動画をごらんください。

 

なんとなく、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手を彷彿とさせますよね。

最初にも書いた通り、同じ東洋大学の梅津晃大投手・甲斐野央投手とで「150キロトリオ」と呼ばれていて、2018年のドラフト会議でも注目されている選手です。

 

梅津晃大の出身中学や高校は？野球での活躍は？実は夏の甲子園未経験

梅津晃大投手の出身中学校は、宮城県にある私立秀光中学校です。

地元は福島なので、中学の時から親元を離れて暮らしていたんですね！

秀光中学校は甲子園常連でもある仙台育英高校の附属中学校なので、甲子園を視野に入れての進学だったようです。

梅津晃大投手は軟式野球部に所属していましたが、2.3年生の時に控え選手ながら全国大会出場を果たしました。

 

その後仙台育英高校へ進学し、高校2年の春から背番号11でベンチ入りしています。

滑り込みでセンバツ登録メンバー入りを果たし、大会前の練習試合･関大一高戦では3回無安打3Ｋ無失点の好リリーフを披露。

その後はしばらく登板機会がなかったのですが、高校2年秋に見事エースナンバーを獲得しました！

 

高校3年春の県大会2回戦・小牛田農林戦では3安打13三振を奪って初完封勝利を記録しました。

選抜出場校･東陵と対戦した準々決勝では、4安打6四死球、7対2で完投勝ちを収めています。

高校3年生の6月に左手首に死球を受け骨折する事故があり、東北大会をベンチ外で終えることとなりました。

 

高校3年夏の宮城県大会は、4回戦で東北学院に延長13回3対4で敗れてしまい、仙台育英高校は夏の甲子園出場を逃しました。

楽天など複数球団スカウトからも注目されていましたが、プロ志望届を提出せず東洋大学へ進学することになりました。

実は梅津晃大投手は夏の甲子園には出場していなかったんです。それでもあきらめずに実力を高めていけば、プロ入りの機会は巡ってくるんですね！

梅津晃大の球速、球種は？大学での活躍は？

梅津晃大投手は、東洋大学に進学後は、大学1年春から2部ベンチ入りしました。

いずれもリリーフとしてリーグ戦2試合に起用され、計4回で4四死球、防御率4.50の実績を残しています。

しかし、当時の梅津晃大投手の最速は140キロ程で、実力不足だと言われていました。

そこから大学3年の秋まで、公式戦に登板なしの状態で過ごしています。

 

登板がなかった間走り込みを続け、梅津晃大投手は80キロ程だった体重を92キロに増やすなど、腐らずに地道な努力を続けていたそうです。

そして大学3年秋のリーグ戦に登板し、初球で151キロを記録！会場をどよめかせました。

努力が実りましたね！

会場も、あのすごい選手は一体誰なんだ！？となったはずです。気持ちいいですね！

 

さらにすごいのは、その後全戦で150キロ以上を記録したこと。決してまぐれで150km以上を出したのでないことを証明しました。

この時、国内外のプロスカウトから一気に高い評価を獲得しています。

 

大学3年の時には自己最速の153kmキロをマークするまでに成長しました。

しかし、大学4年の春に打球を足に受け、怪我をしています。

怪我明けも登板していましたが、「制球が甘くなった」評価されることも・・・

 

現在は、怪我をする前と同じくらいになってきたとスカウト達から声があがっています！

一時はどうなることやと思いましたが、一安心ですね。

リーグ通算は7試合、0勝2敗、21回、防御率2.14という成績なりました。

 

梅津晃大投手は、常時145キロ～150キロ前後のストレートと、120～130キロのスライダーとカーブ・140キロ前後のフォークボールが強みです。

その他、「カットボール」も使います。正式には「カットファストボール」と呼ぶそうですが、どういう球かというと、ちょっと曲がる高速スライダーというイメージの球種です。

大きく変化させて空振りさせてやろうというより、ちょっと曲げてバットの芯から外して打ち取ってやろうという球です。

球速的にはストレートとほぼ変わらない早さなので、ストレートのつもりでバットを振ると、手元でちょっと沈むような変化をして凡打で打ち取られてしまいます。空振りするよりやっちまった感が強くなる、打者の心理的に嫌な球とも言えるかもしれません。

 

また、体のバランス・柔軟性に至っても定評があります。

これからもまだまだ伸びると思うので、どう成長していくのかが楽しみな選手でもありますね！

 

最後に、梅津晃大投手の実際のピッチの動画をご覧ください。

 

身長も高く、体重もありますが、体の柔らかさや手のしなやかさがすばらしいと思います。

まだまだ伸びしろを感じられる投手だという印象を改めて強くしました。

 

まとめ

大学前半はあまり活躍の場がない選手であった梅津晃大投手。

しかし、地道な努力が実りドラフト1位候補というかなり大きな評価を得ましたね！

先ほども書きましたが、原石のような選手なので、どう磨かれていくのか・・・

期待大です！