明日待子さんは、

昭和の元祖アイドルとして、一世を

風靡した方ですが、実は97歳の現在も

芸能活動を続けている鉄人でもあるのです。

 

今回は、その明日待子さんの今現在や

wikiプロフィール、結婚や自伝などに

ついて調べてみます。

 

明日待子さんの今現在は？

明日待子さんは、今現在も芸能の活動を

続けていて、1994年には

正統五條流宗家家元として

五條 珠淑（ごじょう たまとし）を襲名

なさいました。

 

そして現在も日本舞踊の師範をなさって

いるようです。

 

ちなみに五條流とは、尾上菊五郎さんと

かかわりのある日本舞踊の流派で、

古典舞踊のほか、洋楽やバレエの要素を

取り入れた新しい舞踊です。

 

現在はあまり公の場に出ることはない

明日待子さんですが、2011年には

約60年ぶりに

「ムーランルージュの青春」

と言う映画の舞台挨拶に出席されました。

 

そのことからもわかるとおり、

「ムーランルージュ」を語る上では

明日待子さんは必須な存在なのですね。

 

 

明日待子さんプロフィール

では、明日待子さんのプロフィールです。

芸名：明日　待子（あした まつこ）

本名：須貝 とし子（すがい としこ）

旧姓：小野寺とし子

生年月日：1920年3月1日

職業：日本の女優、日本舞踊家

出身地：岩手県釜石市出身

 

現在なんと97歳！です。

あと3年で100歳。。。

 

ゆりあんさん(@yuriancat)がシェアした投稿 – 2017 3月 4 6:20午前 PST

お父様は警察署長、お母様は義太夫を

たしなむ芸術家肌の方。

その影響を受けて、芸事に関心を

持ったようです。

 

明日待子の経歴は？アイドルの元祖！

明日待子さんは、昭和の初期〜戦後に

かけて、ムーランルージュ新宿座で

活躍した看板女優。

「元祖・アイドル」とも言われる方。

 

13歳の時、岩手県に地方巡業に来ていた

ムーランルージュにスカウトされ、

1933年（昭和8年）にデビューしてます。

 

当時「アイドル」という分野は

存在しなかったですが、その人気は凄く、

雑誌のグラビアをはじめ、

初代カルピスのCMガールやライオン、

キッコーマンなど企業のポスターなどに

起用され、一大ブームを引き起こした

んですね。

 

「アイドル」と言う職業がまだ確立して

おらず、男尊女卑の風潮など今と

比べたら女性にとってはいろいろと

厳しい昭和初期の時代でこの活躍ぶりは

すごいですよね。

 

それにしても昭和のスターって、

現在の芸能人にはない、老いても枯れない

「華」がありますよね。

今月発売された辻良樹著「小田急電鉄各駅停車」（フォトパブシング出版）の８１ページにムーランルージュ新宿座のアイドル明日待子さんの記事が載っています。 pic.twitter.com/PEwS9nr20W

— ムーランルージュの青春公式 (@akaifusha) November 19, 2015

写真でみてもおキレイなかただと

いうことは一目瞭然で分かりますが、

実際実物を見たら一般人とはまるで別の

存在感だったんでしょうね。

当時の明日待子さん、一目見てみたかったです！

 

明日待子さんの結婚は？

明日待子さんは、1949年（昭和24年）に

結婚しています。

結婚を機に北海道に引越しをされ、

同時にアイドルも引退しました。

 

明日待子さんの自伝は？

明日待子さんですが、その波乱万丈な

人生の自伝を自費出版で出して

いらっしゃいます。

 

タイトルは

『明日待子・五條 珠淑のあゆみ』

で、1996年出版です。

 

312ページ、¥4,000ですが、

今入手するのは難しそうです。

 

ムーランルージュ新宿座って？

ムーランルージュ新宿座は、

1931年12月31日に設立され、

1951年に閉館した大衆劇場です。

 

《ムーランルージュ新宿座》昭和6/1931年開館 pic.twitter.com/tUqdDVQM7i

— BON (@1632bdkrst) January 25, 2017

味わい深い外観ですね。

この劇場は、佐々木千里さんという

テナー歌手、玉木座支配人）の

個人劇場だったようです。

 

場所は東京・角筈（つのはず）にありました。

この「角筈」と言う地名はもうなくなっていて、

現在の新宿区西新宿や歌舞伎町の一部が

「角筈」だったらしいです。

 

この当時からにぎわいを見せている場所

だったんですね。新宿の歴史ってすごい！

 

そして「ムーラン・ルージュ」の意味ですが、

フランス語で「赤い風車」という意味で、

建物の上に大きな赤い風車があったそう。

 

フランスに本家の「ムーラン・ルージュ」が

ありますが、それをマネて作ったのでしょうか。

 

このムーランルージュ新宿座、当時とても

人気で看板スターもたくさん輩出し、劇場が

満員になるほどの大盛況ぶりだったようです。

 

この頃の新宿は学生やサラリーマンの街で、

風刺の効いた知的な演劇が人気になって

いたというのが当時の状況ですね。

 

ムーランルージュ新宿座は、

残念ながら戦争中の1945年（昭和20年）の

空襲で焼けてしまいました。

 

 

まとめ

もうご高齢な明日待子さんですが、

これからもお元気に活躍して

いただきたいですね！

 

できれば真のアイドル道とは？

みたいな感じで現在のアイドル達と

話すみたいな企画も見てみたいです。