教誨師(きょうかいし)になるには資格がいる?給料や意味と歴史も調査!

この記事は5分で読めます

先日惜しくも亡くなられた大杉漣さん。

 

その大杉漣さん最後の主演映画である

教誨師(きょうかいし)」が

2018年10月6日に公開されます。

 

大杉漣さんが手掛けた遺作であり、

今から注目されていますね。

 

今回は耳慣れない『教誨師』について

まとめてみたいと思います。

 

読み方も『なんて読むんだ??』って

思った方も少なくないかもしれません。

 

そもそも教誨師とは何か?その意味と歴史

教誨師になるには資格がいるのか?

教誨師のお給料は?

など色々調べていきたいと思います!!

 


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教誨師とは?その意味を調べてみました

まず『教誨(きょうかい)』

いう言葉を調べてみました。

 

教誨とは

悪い事をした者に教えさとすこと。

とありました。

 

ですので教誨師は、

悪い事をした者に教えさとす人

のことですね。

 

具体的な仕事内容で言うと、

刑務所に入っている受刑者などに

倫理や道徳、または宗教などを教え、

心の矯正やケアをする人

のことになります。

 

ドラマや映画などで、死刑囚の最後の瞬間に

一緒にお祈りしている神父さんとか

牧師さんが居ますよね。

あの人も教誨師だったんです。

(後で出てくる『宗教教誨』担当)

そして、『教誨師』というのは実は職業

ということを今回初めて知りました。

 

『教誨師』という名称は、

法務省認定の職名だったんですね。

実は。

 

『教誨』には『一般教誨』と『宗教教誨』の2種類がある

 

なお、「教誨」は2つに分かれています。

 

1つは道徳や倫理を教える「一般教誨」。

こちらは、刑務所の受刑者全員が

参加することになっていて、

主に刑務官や法務官などが担当します。

 

もう1つは宗教を教える「宗教教誨」。

 

こちらは、日本国憲法の定める

「信仰の自由」の観点から自由参加制。

前に書いたお坊さんや神父さんのような

宗教者が担当します。

 

受刑者に道徳や倫理、宗教などを

教えることって、出所後の再犯を

防ぐためにも、心のケアなどにも

とても大切なのでしょうね。

 

教誨師が多い宗派は?

ちなみに、私はドラマなどの影響から、

『教誨師』はキリスト教の神父さんや

牧師さんのイメージしかありませんでした。

 

でも、実は割合的には、

 

仏教>キリスト教>神道

 

の順で、中には天理教や新宗教諸派の

教誨師もいるそうなんです。

 

意外ですね!

 

でも考えてみれば、日本人は家の宗派が

仏教の方が多数です。

(ピンとこないぞという方は、

お葬式で考えてみてください。

仏式のお葬式が多いですよね!)

 

そう考えると納得なのですが、

なんせドラマのイメージが強くて…。

勝手なイメージって怖いですね。

 

宗教教誨師になるのには資格がいるのか?

教誨師になるには、ペーパーテストなどの

いわゆる試験はないのですが、

宗教教誨委員会や各教誨師会の推薦、

各教誨師会の長の推薦が必要となります。

 

ということは、試験などで通れば

誰でもなれるという訳ではなく、

宗教家として立派な実績のある人、

キャリアのある人しかなれない、

ということですね!

 

なお、日本には1,800人以上の教誨師

いて、全国で活動しています。

 

女性の教誨師は不足している!

教誨師の人数は予想より多かったのですが

女性の教誨師はとても不足している状況

のようなんですね。

 

確かに教誨師に「女性」ってイメージが

まずありませんし、そもそも

女性の宗教家自体が男性に比べると少ない!

 

でも、例えば、少年院では母親的なケアする

役割が必要だったり、

女子刑務所では同性の話し相手が必要だったりと、

女性の教誨師はとても需要があるのです。

 

反抗期の若者は、父親には反発しても

母親には優しかったり、また、女性には、

男性には話せないデリケートな悩みも

あったりもしますもんね。

 

教誨師=男性、って勝手に思っていましたが、

そう考えると女性の教誨師、絶対必要ですね!


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戦前と戦後の宗教教誨師の歴史

宗教教誨師のあり方についても調べたのですが、

戦前と戦後では色々違っています。

 

戦前の宗教教誨師のあり方

まずは戦前ですが、明治22年に発布された

大日本帝国憲法第28条には

「日本臣民の安寧秩序を妨げず及び

臣民たるの義務に背かざる限りにおいて

信教の自由を有す」とあり、

「信教の自由」は限定されていました。

 

さらに明治41年公布の監獄法第29条には

「受刑者には教誨を施すべし」とあり、

受刑者には「宗教教誨」を強制的に

行っていました。

 

なんだか、む、むずかしい…

憲法の言葉って、なんで読みたくなくなるんだろ。。。

私だけでしょうか(笑)

 

第2次大戦後の宗教教誨師のあり方

ですが、戦後はポツダム宣言の受諾により、

同宣言第10条にある「信教の自由」確立の

基本原則に基づいて、宗教教誨は強制ではなく

受刑者本人の希望がある場合にのみ

行われるようになりました。

 

昭和21年には日本国憲法が発布され、

第20条に「信教の自由は何人に対しても

これを保障する」と定められ、

さらに3項には「国及びその機関は、

宗教教育その他いかなる宗教的活動も

してはならない」と加えられました。

 

もう、私の頭の中は???だらけですが、

要は

「戦前は宗教教誨師を国が用意して、

強制的にやってたけど、

戦後はそれができなくなったから

宗教教誨をするかしないかは

自分で自由に選べるようになった。」

ということです。

 

教誨師の立場も戦前と戦後では変わりました。

戦前は国からお手当をもらっていましたが、

戦後は法律が変わり、宗教教誨師には

国からのお手当ての支給はなくなりました

 

そして、教誨を行わない公務員として残るか、

民間の宗教家として教誨活動を続けるかを

選ばなくてはならなくなったそうです。

 

戦前と戦後って、ホントにいろんなことが

変わりましたが、宗教教誨師の職にも

こんな余波が来たんですね。

 

教誨師の気になる給料は?

「一般教誨」を行うのは、

主に刑務官などの公務員ですから、

「一般教誨」に関する分も

お給料に含まれていると言えるでしょう。

 

一方「宗教教誨」を行う教誨師の給料、

一体どれくらいもらえるのか、

気になりますよね!

 

一般人がなかなか出入りできない場所での

仕事なのでとても興味がわきます。

 

「死刑囚などの凶悪犯?を相手にするわけだから、

さぞ高額な報酬をもらっているんだろう!」

と勝手に想像しましたが…

 

実は、、、なんと、、、

「宗教教誨」を行う教誨師の給料は0円

ボランティアのようです!!!!

 

ビックリですよね!

 

教誨師の職につけるのは、お坊さんや

神父さんなどの宗教者。

やはり慈悲深く、とても愛のある方々なんだなと

つくづく思ってしまいました。

 

生活の色々な場面でも

ボランティアに支えられてることって

たくさんありますもんね。

私も社会に恩返ししないとな~。

 

 まとめ

今回、教誨師のことを調べてみて、

受刑者全員が受ける

倫理・道徳の「一般教誨」と

希望者のみの「宗教教誨」が

あるのを知りました。

 

また、宗教教誨師が

ボランティアだということにも

驚きました!

 

「まだまだ知らない世界があるなぁ。」

と痛感した管理人でした。

 

2018年10月6日公開の

大杉漣さん最後の主演映画

「教誨師(きょうかいし)」では、

教誨師とそれにまつわる人間模様が

どのように描かれているのか、

とても興味がわいてきました。

 

今から公開が楽しみです♪

 


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