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ちょっと怖いニュースが報道されてますね。
その名も「日本カビ」という菌が
世界中でパンデミック(爆発的な感染)を
起こしているのです。
先に書いておきますが、今のところ
日本は大丈夫です!
日本カビは「カンジダ・アウリス」や
「カンジダ・オーリス」というのが
もともとの名称で、「日本カビ」は
通称です。これについては後述します。
もともとはそんなに悪さをしたりとか、
薬が効かないということもない菌だった
ようなんです。
それが、なぜか強毒化して、薬に対する
耐性も強くなってしまい、世界中で
パンデミックを引き起こすに至って
います。
子供への感染も気になるので、取り急ぎ
日本カビの予防法と感染経路(ルート)、
原因と治療法などについて調べてみました。
C O N T E N T S
日本カビを予防法と感染経路について
【パンデミック】「日本カビ」が世界的流行、抵抗力の弱い入院患者の死亡例もhttps://t.co/dA01l6txwS
09年に日本人研究者が新種として世界で初めて報告した真菌。海外で強毒耐性化した真菌の日本上陸が懸念されている。 pic.twitter.com/jdVU69xO5B
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年10月8日
日本カビの感染予防方法
死亡例も出ている日本カビは、
やっぱり怖いですね。
当然予防法が気になるところ
ですが、結論としては、
日本で普通に生活していて元気なら
特に予防を気にする必要なし!
です。
なぜかというと、日本カビの
感染経路が今分かっている
情報だとかなり限られて
いるからなんです。
日本カビの感染経路
外国での日本カビの感染報告例は、
重い病気で入院している人々や
病気治療のために抗生物質や
抗真菌剤を使っている人などに
偏っています。
入院中、加療中の院内感染や
薬の使用による日本カビの耐性化が
まずは疑われる状況なんです。
医療設備に菌がついていたとか、
手術やその他の治療の際に
感染したか、日本カビに何らかの
変異が起こってしまったのか…。
ただ、このあたりの事情は
まだ詳細が分かっていないのが
現状です。
ひとまず今言えるのは、日本に
住んでいて、普通に暮らしている
私たちは日本カビを気にする必要も
予防しようとする必要もない、
ということです。
あとは、日本カビが流行している
外国に行って帰ってくる場合には、
菌を持ちかえって来てしまう可能性も
ありますが、普通の生活をしている
だけなら問題ないでしょう。
もし普通に暮らしているだけで
感染するなら、発症例が確認された
国は今頃もっととんでもない事態に
なっているわけですからね。
どうしても日本カビの対策をしたい!
とはいえ、何もしないでいるも不安…。
そんな時には、衛生に気をつけ、ストレスを
ためないことで体の免疫力低下を防ぐことが
感染を防ぐ一般的かつ普遍的な対策に
なると思います。
- うがい、手洗いをしっかりする
- よく寝る
- 適度な運動をする
- あまり偏食をしない
そんなの当たり前でしょ!という声が
聞こえてきそうですが、なぜこんな
当たり前のことを書くか、という理由に
ついては、今回の記事を読み進めて
いただければ分かりますので、
もう少しお付き合いください。
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日本カビの発生原因や症状、治療法について
日本カビの発生原因
日本カビ自体は、特に日本発祥の菌と
いうわけではありません。
もともと各国にいた菌が、何らかの理由で
強毒化して流行し始めてしまったという
可能性が高い状況です。
日本カビの症状と治療法について
日本カビは、真菌というカビが皮膚に
感染することで発症します。
真菌感染の際の大体の症状
おおまかな症状だけでいくと、真菌感染の際は
以下のような症状です。
- 発熱がある
- 内臓に炎症が起こる
- 細菌性敗血症を起こす
真菌感染の際の部位による分類
通常の真菌の症状であれば、
発症部位によって3種類に分けられます。
日本カビにそのまま当てはまるかは今のところ
判断はできない状況です。
- 表在性真菌症
- 深部表在性真菌症
- 深在性真菌症
表在性真菌症の症状と治療法
水虫やたむしなどの白癬菌の様に皮膚表面に
感染するタイプには、塗り薬が外用薬として
使われます。
深部表在性真菌症の症状と治療法
表面の皮膚より深い、皮下組織や爪などに
感染する場合ですが、塗り薬だけでなく
飲み薬が内服薬として出されます。
深在性真菌症の症状と治療法
内臓にまで感染が及んでしまうタイプ
ですが、この場合には内服薬や
点滴での治療となります。
日本カビの治療に使う薬
日本カビ(カンジダ・アウリス)は
抗真菌剤の一種「エキノカンジン」
という薬で基本的には死滅させることが
できます。
しかし、一部の強い菌が生き残り、
薬がほとんど効かないくらいまで
薬剤耐性が高まってしまうと
今回のようなパンデミックに
つながってしまいます。
でも、なんで一部の菌だけが死なないで
残ってしまうのかは謎です。
日本カビの流行状況
日本カビの日本での流行状況
まず日本での流行状況ですが、今のところは
流行しているということはなさそうです。
ひとまずよかったですね。
日本カビの世界での流行状況
次に今年の世界での感染報告数を見ると、
アメリカで122件(2016年はたった7件)、
イギリスでは200件以上の報告がありました。
それ以前では、2009年にアメリカで4件の
死亡例が報告され、以下のような国々でも
続々と感染例が上がってきました。
・韓国(2011年に敗血症での死亡例あり)
・インド
・パキスタン
・南アフリカ
しかし!
これらの感染は日本初のパンデミックという
ことではなくて、もともと各国に同じ種類の
カビがあったというのが真相です。
世界各国にあるならなんで「日本カビ」なんて
名前なのかと思ったら、帝京大学大学院
医学研究科の槇村浩一教授という先生が
発見し、「新種」として報告したから。
2010年のことでした。
ちなみに、「カンジダ・アウリス」
「カンジダ・オーリス」と名称の「アウリス」
「オーリス」は「auris」で、「耳」という
意味。
槇村教授が、日本カビを発見した時、
患者さんの耳から菌を発見したから、
「耳カンジダ」と名付けられたそう。
ともかく、日本が悪いわけじゃないと
分かっただけでも何となくホッと
しました。。。
まとめ
新しいウイルスや病気が流行するのは
本当に怖くて嫌なことですが、
まずは状況に踊らされないことが
大事です。
ワクチンのあるインフルエンザだって
毎年毎年流行してしまうわけなので、
心配し過ぎて体の免疫力が低下して
しまう方がよっぽど害がありますよね!
日本カビについては、まだ分かって
いないことが多いので、今後の状況を
ウォッチしながらも、不安にならず
健康と基本的な衛生環境を保って
日々を送りたいと思います。
謎が多い日本カビなので、記事内容の
更新や訂正を行っていきたいと
思います。
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