
2018年9月末の安倍晋三総裁の任期満了に伴う「自民党総裁選挙」が行われます。
衆議院与党である自民党の総裁=次期日本の総理大臣ということなので、国民にとっても一大関心事です。
今回は自民党総裁選挙2018年の日程、予想や情勢、石破さんら候補者の一覧を確認したいと思います。
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自民党総裁選挙2018年の日程はいつ?
【報ステ】安倍・石破両氏が地方行脚、自民党総裁選 https://t.co/sQn2c4OULy
— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2018年9月5日
では、自民党総裁選挙2018年の日程をまずは見てみたいと思います。
2018年9月7日(金)告示
2018年9月20日(木)投開票
実はこの日程、安倍総理大臣の外交予定を考慮して2018年8月21日正式決定されたもの。安倍さんにはなかなかキツイ日程なんです。
- 9月11日~13日 東方経済フォーラム@ロシア ウラジオストック
- 9月22日 国連総会@ニューヨーク
これら2つの重要な外交が控えているんです。
ロシアとの関係性(今回は経済面)をより強固にする上でも、国連での日本のポジションを維持・強化していく上でも、出席しない選択肢はない重要なイベントです。
今回の自民党総裁選の日程は、これらの重要な外交予定も考慮してのタイトなものだったんですね。
ちなみに「告示日」とは、選挙を行う選挙期日を告知する日のことで、選挙をする日の12日前までに告示しなくてはいけないそうです。
自民党総裁選挙2018の情勢や結果予想!
2018年の自民党総裁選挙は、安倍さんと石破さんの一騎打ちとなっています(候補者一覧はこの次の項)。
そもそも自民党総裁選挙は、議員票405票と地方票405票の合計810票で、過半数を獲得した候補者が自民党の新総裁に選ばれるという選挙です。
もし1回目の投票で過半数を獲得する候補者がいなければ、上位2名による決選投票となります。
その場合は、議員票405票と地方票47票(都道府県各1票ずつ)での決選投票となります。決選投票は、議員票を多く獲得できる候補者が有利な戦いとなるわけですね。
情勢を見てみると、圧倒的に安倍さん有利、石破さん不利、な形勢です。
読売新聞によれば、「党所属国会議員405人のうち、4分の3にあたる307人が安倍首相を支持する情勢」とのことです。
派閥では、細田派94人・麻生派59人・二階派44人・岸田派47人・竹下派26人を中心に、無派閥でも35人は支持者がいる情勢です。
石破さんは、自身の派閥20人に加え、竹下派8人が確実なところです。
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そして、もう一つの鍵を握る地方票。
2012年の総裁選では、当時300票あった地方票のうち、石破さんが55%にあたる165票を獲得しています。
その時の安倍さんが獲得した地方票は石破さんの約半分の87票。
結局石破さんが、議員票も含めた票数で1回目の投票では首位でした。
しかし、決選投票にもつれ込み、当時国会議員票のみで争われた決選投票では、安倍さん108票、石破さん89票で安倍さん勝利に終わりました。
今回2018年の地方票の動向はまだ不透明ですが、地方票が300票から405票に増えたことが石破さんに有利に働くのか?というところだと思います。
2012年と同じように石破さんが地方票の55%を獲得したとして約223票。
議員票を30人程度合わせても、安倍さんには勝てない可能性が非常に高い情勢です。
以上を考えると、2018年の自民党総裁選挙は安倍さんの勝利という予想になりますね。
自民党総裁選挙2018 石破さんら候補者一覧!
今回の自民党総裁選挙の候補者(と目されていた人も含めて)をまとめておきたいと思います。
・安倍晋三 2018年8月27日出馬表明
・石破茂 2018年8月10日出馬表明
・野田聖子
・岸田文雄
今回の自民党総裁戦には計4名の候補者(と目される人)が登場しました。
岸田文雄政調会長は、2018年7月24日に自民党総裁選挙不出馬を表明して、早々に総裁選から離脱。
次回3年後の総裁選には果たして出馬するのでしょうか?
自民党の要職を歴任し、一大派閥を率いる人物ですので、今後の動向に引き続き注目すべき人物であることには変わりありません。
野田聖子総務相については、2018年8月31日に自民党総裁選に出馬しないことを表明。
理由は、当初から心配されていた通り、総裁選出馬に必要な推薦人の数が足りないこと。
推薦人を3人は集められたものの、最大でも12人にとどまると言われていたので、この結果はやむなしというところ。
9月4日には、今回の総裁選で安倍首相の支持に回ることを表明しています。
次回総裁選にも出馬すると思われますが、今度は推薦人を20人以上集められるか?これもまた引き続き注目です。
というわけで、2018年の自民党総裁選挙は、名実ともに安倍さんと石破さんの一騎打ちとなったわけです。
まとめ
今後の政局に大きな影響を与えるのは間違いない自民党総裁選挙。
石破さんの動き、どこまで安倍さんに肉薄できるのか?が注目ポイントですが、なかなか厳しい情勢の模様。
管理人としては、いい政治をしてくれれば何党でもいいし、総理大臣も誰でもいいくらいの考え方だったのですが、今回は安倍政権が長期化する中での自民党総裁選なので注目せざるを得ません。
投開票の9月20日まで情勢をウォッチしていきたいと思います。
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