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上野動物園で毎日愛くるしい姿をみせている、
人気者のジャイアントパンダ、シャンシャン。
そのシャンシャンが2歳の誕生日を迎えたら
中国へ返還されてしまう可能性が高いのは
ご存知でしょうか?
そう、2019年6月でシャンシャンとサヨナラ!
ということがありえるのです。
シャンシャンは日本で生まれたのに一体なぜ?
今回はシャンシャンの中国返還の詳細や理由、
レンタル料金や期間について調べてみたいと
思います。
C O N T E N T S
シャンシャンの誕生日を復習!
シャンシャンは上野動物園で、
リーリーとシンシンの子供として生まれました。
シャンシャンの誕生日は2017年6月12日ですね!
時間は11時52分ですからお昼ごろです。
性別はメスですが、この性別判定は
体の外側からの判断だと専門家でも難しく
間違ってしまうこともあるそうです。
以前こんな話があったそうです。
実は、ジャイアントパンダの性別を外部生殖器から判定するのは、専門家でも難しいことなのです。
雄と雌のパンダを飼っていたつもりが、麻酔をしてよく調べてみると両方とも雌だった、という失敗談が数年前にニュースとして取り上げられました。
その後、雄と思われていた雌は、本当の雄(?)と交換されました。
もしシャンシャンがオスだったら。。。
かわいいので性別はどっちでもいいと思いますが
気持ちの切替に少しだけ時間がかかりそうです笑!
シャンシャンを中国に返す返還時期は?
日本にいるジャイアントパンダは全部で
9頭いますが、9頭とも中国からのレンタル
という扱いなんです。
そのため、レンタルの期限が来たら、
みんな中国に返されることになっています。
すっかり日本のパンダとか思ってましたが、
9頭全部中国に所有権があったのです!
そして、上野動物園生まれのシャンシャンも
所有権はあくまで中国にあるんですね。
明確な返還時期(日付)は未決定ですが、
当初からシャンシャンは2歳をめどに
中国に帰ることになっているのです。
つまり、2019年6月12日以降のどこかで
シャンシャンは中国に返されます。
上野動物園を所管する東京都建設局からも
以下のようなコメントが出ています。
都は中国側と「子供は生後24カ月で中国に返還する」との協定を結んでいる。
都建設局は「具体的な時期は中国側と今後協議するが、シャンシャンは早ければ2歳の誕生日を迎える19年6月に日本を離れる」としている。
引用:日本経済新聞
シャンシャンはずっと日本にいると
思っていたのに。。。
管理人としても残念な気持ちでいっぱいです。
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シャンシャンが中国に帰らなければならない理由、根拠は?
そして、そもそもシャンシャンが
中国に帰らなければならない理由。
それは
『ワシントン条約』
『中国との協定』
にあります。
ワシントン条約とは何なのか?
まず『条約』についてですが、
『条約』とは、国と国の間の国際的な法律
とざっくり思っておけばよいですね。
では、『ワシントン条約』とは何の目的で
あるものなのか?
要するに、
数がすごく減ってきてたり、
珍しい動植物を取引するのを許しておくと
絶滅しちゃうから、国際的に取引NGにして
保護しようぜ!プレゼントでもダメ!
というのが目的です。
そして、ワシントン条約で保護する対象に
パンダも入っているのです。
そのため、中国からパンダをお金で買う
という取引自体ができないのです。
絶滅に瀕している動植物保護の観点から
タダであげる贈与もNGになっているので、
昔のように中国が海外の国にパンダを
プレゼントすることはできなくなりました。
タダでもらうのがダメなのは意外ですね。
個人的には、お金のやり取りがなければ
いいような気がするんですけど。
でも、制限をかけないと絶滅が危ぶまれる
動植物を守れないから仕方がないですね。
そういうわけで、現在はワシントン条約で
許される『学術目的』でのレンタルと言う
形式をとっています。
『学術目的』の具体的な内容は何かというと、
『繁殖の学術研究』です。
実際、日本でパンダが生まれているので、
その目的は果たされていると言えますね。
中国と日本の協定はどんなものなのか?
リーリーとシンシンをレンタルする際に
2頭から生まれた赤ちゃんパンダは
2歳になったら中国に返還するという
協定を日中間で結んでいるのです。
しかし、2国間でどんな協定を結ぶかは、
極論すれば、お互いがよければ
どんな内容でもいいわけです。
ワシントン条約に反しない限り。
2歳までという期限にはなっていますが、
今後の話次第では3歳とか4歳とか、
シャンシャンが赤ちゃんを生むまでとか
協定内容の変更も可能なのでは
ないでしょうか?
日本生まれのシャンシャンが、
また日本で赤ちゃんを産んだら、
大ブーム再来は間違いないですしね。
※以上はあくまで管理人の勝手な
願望にすぎません。また、協定の解釈に
誤りもあるかもしれません。
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シャンシャンのレンタル料は?
日本にいるパンダは9頭全部レンタル扱い、
というのはすでに述べた通りです。
しかし、レンタル料に関していえば、
シャンシャンについては無料です。
(所有権は中国側にありますが)
シャンシャンの父・リーリーと
母・シンシンのレンタル分については、
東京都から中国に年間約1億円を
支払っています。
期限は2021年2月までのレンタルです。
ここで恐ろしいことに気が付きました。。。
シャンシャンは今のまま行くと
2019年6月に中国に返還され、
リーリーとシンシンも予定通りなら
2021年2月に中国に帰ってしまう。
そうすると、2021年3月からは
上野動物園でパンダを見ることは
できなくなってしまうのではないか?
まだちょっと先なので希望を持って
事態を見守りたいと思います。。。
まとめ
シャンシャンが中国に帰る予定や
その理由、レンタル料について
見てきました。
そう遠くない将来に
上野動物園からパンダが消える!
というショッキングな未来があるとは
思ってもみませんでした。
中国と東京都でうまく話をしてもらって
パンダが上野動物園にいなくならないように
何とかしてもらいたいですね!
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